2010年08月31日

異常気象における地球温暖化という論拠


In Weather Chaos, a Case for Global Warming
( New York Times )

Seemingly disconnected, these far-flung disasters are reviving the
question of whether global warming is causing more weather extremes.

The collective answer of the scientific community can be boiled down to a single word: probably.

Theory suggests that a world warming up because of those greenhouse gases will feature heavier rainstorms in summer, bigger snowstorms in winter,
more intense droughts in at least some places and more record-breaking heat waves. Scientists and government reports say the statistical evidence shows that much of this is starting to happen.

Climate-change skeptics dispute such statistical arguments, contending
that climatologists do not know enough about long-range patterns to draw definitive links between global warming and weather extremes. They cite events like the heat and drought of the 1930s as evidence that extreme weather is nothing new. Those were indeed dire heat waves, contributing to the Dust Bowl, which dislocated millions of Americans and changed the
population structure of the United States.


【 まずは準備運動 】

・greenhouse gas 温室効果ガス
・drought 干ばつ、日照り
・skeptic 懐疑論者(形容詞:skeptical)
・dispute 論争する、異議を唱える
・contend 主張する、競う
・dire 恐ろしい、物凄い



【 泳ぐときには息継ぎしなくちゃ 】

Seemingly disconnected, /
表面的には切り離されていながら /

these far-flung disasters are reviving the question
これらの遠くまで投げ出された災害は疑問を生き返らせている

of whether global warming is causing more weather extremes.
地球温暖化はより多くの天気極端を引き起こしているかどうかについての


The collective answer of the scientific community
科学のコミュニティの集合的な答えは

can be boiled down to a single word:
ひとつの言葉に煮詰められる

probably.
多分


Theory suggests
理論は示唆する

that a world warming up because of those greenhouse gases
それらの温室効果ガスのために暖かくなっている世界は

will feature heavier rainstorms in summer,
夏においてのより重い暴風雨をフューチャーするだろう

bigger snowstorms in winter,
冬においてのより大きい吹雪

more intense droughts in at least some places
少なくともいくつかの場所においてはより激しい干ばつ

and more record-breaking heat waves.
そしてもっと記録を破る熱波

Scientists and government reports say
科学者と政府の報告は言う

the statistical evidence shows
統計的な証拠は示す

that much of this is starting to happen.
これの多くは起こり始めている


Climate-change skeptics dispute such statistical arguments,
気候変動の懐疑論者はそのような統計的な議論に異議を唱える

contending
主張しながら

that climatologists do not know enough about long-range patterns
気候学者は長射程のパターンについて十分に知らない

to draw definitive links between global warming and weather extremes.
地球温暖化と天気極端との間の決定的なリンクを引くための

They cite events
彼らは出来事を引き合いに出す

like the heat and drought of the 1930s as evidence
証拠として1930年代の暑さと干ばつのような

that extreme weather is nothing new.
極端な天気は新しいものではない

Those were indeed dire heat waves,
それらは実に物凄い熱波だった

contributing to the Dust Bowl,
ダスト・ボウルに貢献する

which dislocated millions of Americans
何百万の米国人をディスロケートした

and changed the population structure of the United States.
そして米国の人口構造を変えた


【 英語ってどんな海? 】

相変わらず猛暑が続いています。少し前にロシアの記事を取り上げました。今回はその原因を探ってみましょう。

■ boil down

猛暑や洪水や干ばつなど、世界各地が異常気象に襲われているとの前フリに続いてのパラグラフです。

「far-flung」は「広範囲にわたる、遠く離れた」。「flung」の原形
「fling」は「(物を)投げ飛ばす、投げつける」。

似た形の複合語で「far-fetched」というのもよく目にします。「持って回った、不自然な」。この「fetch」は「(物を)取ってくる」。ボールなどを投げて、犬に取って来いと言うときにも使います。

「extreme」は名詞兼形容詞で「(両)極端、極度(の)」。

第2パラグラフです。「boil down」は「煮詰める、煮詰まる」、転じて「要約する」。日本語だと「煎じ詰める」にそんな意味がありますね。

料理するときに使う主な動詞を簡単にまとめておきます。

「boil」は「(湯を)沸かす、煮る、ゆでる」
「bake」は「(パンや菓子を)天火で焼く」
「roast」は「(肉を)天火で焼く」
「grill」は「(肉を)直火で焼く」で、米国では「broil」を使うことが多い
「fry」は、「油で揚げる、炒める」

ちなみに、「cook」は「熱を使って料理する」。なので、「サラダを作る」は「cook a salad」ではなくて「make a salad」が正しいのだそうです。

「probably」は「多分、恐らく」。類語の「maybe」「perhaps」「possibly」に比べて可能性は高いわけですが、断定はできないわけです。

■ feature

次の2つのパラグラフは記事から適当に見繕ったのですが、この中間の段落に温暖化犯人説の根拠らしきものが書かれています。もう一回読み直して、そっちにすればよかったかなと^^; ま、さておき。

日本語でも「フィーチャーする」と言いますが、「顔の造作(目、鼻、口など)、容貌、特色」の「feature」は動詞で「呼び物にする、特色とする」。

This film features Dustin Hoffman as a divorced father.
(この映画には離婚した父の役でダスティン・ホフマンが主演している)

・・・『クレイマー、クレイマー』かしら。

最後のパラグラフです。「Dust Bowl」に関してはウィキペディアでどうぞ。

http://bit.ly/9nyKwB

「contribute」は「貢献する、捧げる、寄付する、寄稿する」。でも、否定的な事柄にも用いるのですね。

「dislocate」は「locate」(適当な場所に置く、位置を定める)に否定・反対の意の接頭辞「dis-」が付いた語です。「適当な場所から追い出す、脱臼させる」。


【 日本の陸に上がってみると 】

異常気象における地球温暖化という論拠
( New York Times )

一見無関係のようだが、広範囲に及ぶ災害がこの疑問に再び火をつけた。果たして、地球温暖化が大規模な異常気象を引き起こしているのか。

科学界の答えは総じて次の一語に要約できる。「多分」。

理論的には、温室効果ガスによって温暖化した地球では夏の激しい暴風雨や冬の激しい暴風雪が目立つようになる。少なくとも、地域によっては干ばつがひどくなり、記録的な熱波も多くなる。科学者や政府の報告によれば、統計的な証拠が異常気象の始まりを告げている。

気候変動の懐疑派はこうした統計的な議論に異議を唱える。すなわち、彼らは長期的な気象パターンについての知識が不十分なまま地球温暖化と異常気象の関連性を結論づけている。懐疑派は1930年代の暑さや干ばつなどの事例を証拠に引き、異常気象は今に始まったことではないと言う。それはまさしく破壊的な熱波で、ダスト・ボウルを引き起こし、何百万もの米国人の移住と米国の人口構造の変化を余儀なくさせた。


【 もう一度、泳ごう 】

In Weather Chaos, a Case for Global Warming
( New York Times )

Seemingly disconnected, these far-flung disasters are reviving the
question of whether global warming is causing more weather extremes.

The collective answer of the scientific community can be boiled down to a single word: probably.

Theory suggests that a world warming up because of those greenhouse gases will feature heavier rainstorms in summer, bigger snowstorms in winter,
more intense droughts in at least some places and more record-breaking heat waves. Scientists and government reports say the statistical evidence shows that much of this is starting to happen.

Climate-change skeptics dispute such statistical arguments, contending
that climatologists do not know enough about long-range patterns to draw definitive links between global warming and weather extremes. They cite events like the heat and drought of the 1930s as evidence that extreme weather is nothing new. Those were indeed dire heat waves, contributing to the Dust Bowl, which dislocated millions of Americans and changed the
population structure of the United States.


● 続き? 後は自力で英語の大海へ泳ぎ出そう。溺れても命は取られないからダイジョーV!
(古っ)
 ↓ ↓ ↓
http://nyti.ms/djcOMu


● 編集後記

地球誕生46億年を1年365日のカレンダーに置き換えると、私たち現生人類が生まれたのが12月31日午後11時37分(年越しそば食べてます)で、温暖化の発端となる産業革命が起こるのが11時59分58秒(行く年来る年でしんみりしてます)だそうです。

http://www.ne.jp/asahi/21st/web/earthcalender.htm

気の遠くなるような時間をかけて今日に至った地球の自然に、万物の霊長とはいえ、人間がわずか2秒間でそんなに影響を与えられるものなのか。確かにそんな気はします。でも、今年の夏は暑い!暑さが苦手な身にはたまりません。

冷やし中華、ソーメン、ざるそば・・・おかげで、我が人生で最も麺類を食べた夏になりました。熱帯夜の記録を更新した東京は、今日も真夏の日差しでした。



posted by K.Andoh | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学
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