2010年08月26日

中国、日本を抜いて世界第2位の経済大国に


China Passes Japan as Second-Largest Economy
( New York Times )

After three decades of spectacular growth, China passed Japan in the second quarter to become the world’s second-largest economy behind the United States, according to government figures released early Monday.

The milestone, though anticipated for some time, is the most striking evidence yet that China’s ascendance is for real and that the rest of the world will have to reckon with a new economic superpower.

Experts say unseating Japan ― and in recent years passing Germany, France and Great Britain ― underscores China’s growing clout and bolsters forecasts that China will pass the United States as the world’s biggest economy as early as 2030. America’s gross domestic product was about $14 trillion in 2009.

In Japan, the mood was one of resignation. Though increasingly eclipsed by Beijing on the world stage, Japan has benefited from a booming China,
initially by businesses moving production there to take advantage of lower wages and, as local incomes have risen, by tapping a large and increasingly lucrative market for Japanese goods.


【 まずは準備運動 】

・ascendance(ascendancy) 優勢、支配権(ascend:登る、上がる)
・unseat (議)席を奪う、落馬させる
・forecast 予想、予測
・gross 総体の、全体の
・wage 賃金、労賃
・income 収入、所得



【 泳ぐときには息継ぎしなくちゃ 】

After three decades of spectacular growth, /
スペクタクル的な成長の30年間の後で /

China passed Japan in the second quarter
中国は第2四半期において日本を追い越した

to become the world’s second-largest economy
世界の2番目に大きい経済になるために

behind the United States,
米国の背後で

according to government figures released early Monday.
早い月曜日にリリースされた政府の数字によると


The milestone,
そのマイルストーンは

though anticipated for some time,
かなりの時間において予期されていたが

is the most striking evidence yet
これまでで最も心を打つ証拠だ

that China’s ascendance is for real
中国の優越は本物だ

and that the rest of the world will have to reckon
そして世界の残りは考慮しなければならない

with a new economic superpower.
新しい経済のスーパーパワーについて


Experts say
専門家は言う

unseating Japan ―
日本の席を奪うことは

and in recent years
そして近年において

passing Germany, France and Great Britain ―
ドイツやフランスやイギリスを追い越すことは

underscores China’s growing clout
中国の成長する力を強調する

and bolsters forecasts
そして予想を支える

that China will pass the United States
中国はアメリカを追い越すだろう

as the world’s biggest economy
世界最大の経済として

as early as 2030.
2030年と同じように早くに

America’s gross domestic product was about $14 trillion in 2009.
アメリカのグロス・ドメスティック・プロダクトは2009年において約14兆ドルだった


In Japan,
日本において

the mood was one of resignation.
ムードはあきらめの一つだった

Though increasingly eclipsed by Beijing on the world stage,
北京によってますます食されたが

Japan has benefited from a booming China,
日本はブームになっている中国から利益を得た

initially by businesses moving production there
最初はビジネスがそこへ生産を動かすことによって

to take advantage of lower wages
より低い労賃の有利さを取るために

and, as local incomes have risen,
そして地元の収入が上がったときに

by tapping a large and increasingly lucrative market
大きなそしてますます利益の上がるマーケットを利用することによって

for Japanese goods.
日本製品にとっての


【 英語ってどんな海? 】

なぜかこのニュースは日本ではあまり話題になりませんでした。とっくに織り込み済みだったからでしょうか。それとも、順位にこだわるなという蓮舫先生の教えのせいでしょうか。というわけで今回は、日本が中国に追い抜かれたという話です。

■ milestone

第2パラグラフからです。「milestone」は「一里塚、里程標」。物事が進んだことを示すしるしという意味から、「画期的な出来事」。類義語の「landmark」というのもよく使われます。

「計算する」の「reckon」は「reckon with…」で「・・・を考慮する」。

第3パラグラフです。「underscore」、ホントよく出てきます。「underline」(下線を引く)と同じで「強調する」。

cloutは「(こぶしや硬いもので)殴る、打つ」。転じて「(政治的な)力、影響力」。

これもよく使われる「bolster」を画像検索してみると、

http://bit.ly/cQ3BeO

なるほど、だから「支える、支持する」の意味になるのですね。

第4パラグラフです。「mood」は主に複数形で「不機嫌、むら気」の場合もあります。そして、形容詞の「moody」に「ムードのある、雰囲気のいい」の意味はありません。

ですので、「ムーディ」で画像検索すると出てくるこの人は、

http://bit.ly/94BzWY

正しくは「不機嫌勝山」でしょう。最近テレビに出ていませんから、こっちの方がいいかもしれません。それにしても、グーグル画像検索は使い勝手がよくなりました。

■ tap

「one of resignation」。こんな言い方もできるのですね。いわゆる「一つのあきらめ」でしょうか。長嶋監督みたいです。「resignation」は「辞職」でもあります。

「eclipse」は日食・月食の「食」。相手を覆ってその輝きを遮ることから、「上回る、凌ぐ」。これも記事のような文脈でよく使います。

「business」は複数形になっています。つまり「ビジネス」と言うよりも、数えられる「企業」です。

「take advantage of…」は「利用する」。「利用する」もそうですが、「つけこむ、だます」という悪い意味合いが強くなる場合もあります。

この「tap」は「tap dance」の「叩く」ではなくて、「tap water」(水道水)の「蛇口」の方です。動詞で「利用する、開発する」の意。「wire-tapping」と言えば「盗聴」です。

lucrativeは「儲かる、利益になる」。今どきの言葉で言えば「オイシイ」ですね。

「Japan has benefited…」以下は、「 by… and, (as local incomes have risen,) by…」とつながっています。ちょっとややこしいですね。


【 日本の陸に上がってみると 】

中国、日本を抜いて世界第2位の経済大国に
( New York Times )

30年間の目覚ましい成長を経た中国がこの第2四半期に日本を追い抜き、米国に次ぐ世界第2位の経済大国になった。そんな政府の数字が月曜日の朝に発表された。

この画期的事件は、かねて予想されていたとはいえ、もはや有無を言わせぬ証拠だ。中国の優越性は厳然たる事実であり、世界各国はこの新しい経済超大国を受け入れざるをえない。

専門家によれば、こうして日本から上席を奪い、近年ではドイツ、フランス、英国を追い抜くことではっきりしたのは中国の影響力の増大であり、こんな予測をも強めている。中国は早くも2030年には米国を抜いて世界最大の経済大国になるのではないか。米国の国内総生産(GDP)は2009年で約14兆ドルだ。

日本の雰囲気はあきらめに近かった。中国によって急速に国際舞台の隅へと追いやられながら、だが日本はその躍進から恩恵も受けてきた。当初は企業が生産部門を中国に移すことで低賃金の益に浴し、その後中国の所得水準が上昇すると、急拡大するその市場が日本製品にとって格好のはけ口になった。


【 もう一度、泳ごう 】

China Passes Japan as Second-Largest Economy
( New York Times )

After three decades of spectacular growth, China passed Japan in the second quarter to become the world’s second-largest economy behind the United States, according to government figures released early Monday.

The milestone, though anticipated for some time, is the most striking evidence yet that China’s ascendance is for real and that the rest of the world will have to reckon with a new economic superpower.

Experts say unseating Japan ― and in recent years passing Germany, France and Great Britain ― underscores China’s growing clout and bolsters forecasts that China will pass the United States as the world’s biggest economy as early as 2030. America’s gross domestic product was about $14 trillion in 2009.

In Japan, the mood was one of resignation. Though increasingly eclipsed by Beijing on the world stage, Japan has benefited from a booming China,
initially by businesses moving production there to take advantage of lower wages and, as local incomes have risen, by tapping a large and increasingly lucrative market for Japanese goods.


● 続き? 後は自力で英語の大海へ泳ぎ出そう。溺れても命は取られないからダイジョーV!
(古っ)
 ↓ ↓ ↓
http://nyti.ms/a8UZTc


● 編集後記

我らが東京ヤクルト・スワローズが監督交代を契機に、最大19あった借金を完済しました!44年ぶりの出来事だというのですから快挙。やれば、出来るんです。頑張れ、ニッポン!



posted by K.Andoh | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際
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