2010年08月23日

長寿国日本で相次ぐ高齢者の行方不明


Japan, Checking on Its Oldest, Finds Many Gone
( New York Times )

Japan has long boasted of having many of the world’s oldest people ― testament, many here say, to a society with a superior diet and a
commitment to its elderly that is unrivaled in the West.

That was before the police found the body of a man thought to be one of Japan’s oldest, at 111 years, mummified in his bed, dead for more than three decades. His daughter, now 81, hid his death to continue collecting his monthly pension payments, the police said.

Alarmed, local governments began sending teams to check on other elderly residents. What they found so far has been anything but encouraging.

For the moment, there are no clear answers about what happened to most of the missing centenarians. Is the country witnessing the results of pension fraud on a large scale, or, as most officials maintain, was most of the problem a result of sloppy record keeping? Or was the whole sordid affair, as the gloomiest commentators here are saying, a reflection of
disintegrating family ties, as an indifferent younger generation lets its elders drift away into obscurity?


【 まずは準備運動 】

・mummify ミイラにする(名詞:mummy)
・witness 目撃する、証言をする
・gloomy (薄)暗い、憂うつな



【 泳ぐときには息継ぎしなくちゃ 】

Japan has long boasted /
日本は長く自慢してきた /

of having many of the world’s oldest people ―
世界の最も年を取った人々の多くを持っていることについて

testament,
証し

many here say,
ここでの多くが言う

to a society with a superior diet
すぐれた食事を持った社会への

and a commitment to its elderly
そしてその年配者たちへのコミットメント

that is unrivaled in the West.
西洋において競争相手はいない


That was
それは・・・だった

before the police found the body of a man
警察が男の体を発見したよりも前

thought to be one of Japan’s oldest,
日本の最も年を取った人の一人だと考えられていた

at 111 years,
111歳で

mummified in his bed,
彼のベッドの中でミイラ化されて

dead for more than three decades.
30年よりも多くの間死んで

His daughter, now 81, hid his death
彼の娘今は81歳は彼の死を隠した

to continue collecting his monthly pension payments,
彼の年金の支払いを集めることを続けるために

the police said.
警察は言った


Alarmed,
不安を感じさせられて

local governments began sending teams
地元の政府はチームを送り始めた

to check on other elderly residents.
その他の年配の住民をチェックするために

What they found so far
彼らがこれまで発見したものは

has been anything but encouraging.
元気づけること以外の全てだった


For the moment,
今のところ

there are no clear answers
明確な解答はない

about what happened to most of the missing centenarians.
見つからない100歳以上の人々のほとんどに何が起こったのかについて

Is the country witnessing the results
国はその結果を目撃しているのか

of pension fraud on a large scale,
大きなスケールでの年金詐欺の

or, as most officials maintain,
あるいはほとんどの役人が主張するように

was most of the problem a result of sloppy record keeping?
問題のほとんどは杜撰な記録保持の結果だったのか

Or was the whole sordid affair,
あるいは全体の惨めな事件は・・・だったのか

as the gloomiest commentators here are saying,
ここの最も暗いコメンテーターが言っているように

a reflection of disintegrating family ties,
解体している家族のつながりの反映

as an indifferent younger generation lets its elders
無関心なより若い世代がその年配者たちを許しているのか

drift away into obscurity?
曖昧へと漂流することを


【 英語ってどんな海? 】

というわけで今回は、日本全国で高齢者が行方不明になっているという英文記事です。

■ boast

「boast」は「自慢する、誇る」。学校英語では「take pride in…」や「be
proud of…」がおなじみですが、こちらには他人を不快にさせるほどというニュアンスがありそうです。

同義語に「brag」や「vaunt」などがあります。後者は記事にも出てきました。

「testament」は「証し、証拠、信条、遺言」で、「New(Old)Testament」で「新約(旧約)聖書」。ここは「testament to…」で、「(長寿者が多いということが)・・・を証明している」ということです。

「elderly」は形容詞兼名詞で「初老の、年配の(人)。「old」だとストレートすぎるので婉曲語として使われます。

第3パラグラフです。「警報、アラーム」の「alarm」は動詞で「(人に)不安を感じさせる、恐れさせる」。ここは前の「being」が省略された分詞構文です。

「anything but…」は「・・・以外は何でも」なので、「・・・どころではない、とは程遠い」。「encourage」が「勇気づける、元気づける」。語幹(でいいのかな)の「courage」は「勇気、度胸」ですね。

■ fraud

第4パラグラフです。「centenarian」は「100歳(以上)の(人)」。
「cent(i)-」という接頭辞が「100」を表します。「centimeter」は「100分の1メートル」で「センチメートル」。

「fraud」は「詐欺(行為)」。動詞が「defraud」で、形容詞が
「fraudulent」。この手の犯罪が横行していますから、同義語の「swindle」や「scam」なども覚えておくといいですね。

「sloppy」は「杜撰な、だらしない、まとまりのない」。「sordid」は「(人の行為なども含めて)汚い、不潔な、惨めな」。ちょっと難しい語ですが、結構よく使われます。

「disintegrate」は「integrate」(全ての要素を統合する)に否定の意の接頭辞「dis-」が付いた語なので、「分解する、崩壊する」。「integrate」は「差別を廃止する」の意味でも重要です。

老人が「obscurity」へと流される・・・最後の文は強烈ですね。「曖昧、不明瞭、無名」。形容詞は「obscure」です。

さて、8月05日の記事↓に訂正があります。読んでおいてくださいな m(__)m

http://english-newspaper.seesaa.net/article/158521388.html



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【 日本の陸に上がってみると 】

長寿国日本で相次ぐ高齢者の行方不明
( New York Times )

日本の長年の自慢は、世界的な高齢者が数多く暮らしていることにあった。その心は、と誰もが言うには、日本は食事が良質で、高齢者への心配りも西洋とは比べ物にならない。

それも昔の話なのか、警察が発見したのは111歳という日本でも有数の高齢者とされる男性の遺体だった。ベッドでミイラ化し、死後30年以上が経っていた。現在81歳の男性の娘はその死を隠し、毎月の年金給付を受け続けていた。警察は述べた。

危機感を抱いた地方自治体は、スタッフを送ってその他の高齢者住民の確認を始めた。これまでのところ、その結果におよそ希望は持てそうもない。

現在、明確な答えは出ていない。果たして、100歳以上の行方不明者の多くに何が起こったのか。日本が目の当たりにしているのは大規模な年金詐欺の表面化なのか。あるいは、大半の関係者が指摘するように、問題の多くは杜撰な記録管理の帰結なのか。それとも、日本の悲観的な評論家が言うように、悲惨な事件そのものが家族のつながりの崩壊を反映しているのか。冷淡な若い世代がどこへともなく消え去っていくお年寄りを放置しているのか。


【 もう一度、泳ごう 】

Japan, Checking on Its Oldest, Finds Many Gone
( New York Times )

Japan has long boasted of having many of the world’s oldest people ― testament, many here say, to a society with a superior diet and a
commitment to its elderly that is unrivaled in the West.

That was before the police found the body of a man thought to be one of Japan’s oldest, at 111 years, mummified in his bed, dead for more than three decades. His daughter, now 81, hid his death to continue collecting his monthly pension payments, the police said.

Alarmed, local governments began sending teams to check on other elderly residents. What they found so far has been anything but encouraging.

For the moment, there are no clear answers about what happened to most of the missing centenarians. Is the country witnessing the results of pension fraud on a large scale, or, as most officials maintain, was most of the problem a result of sloppy record keeping? Or was the whole sordid affair, as the gloomiest commentators here are saying, a reflection of
disintegrating family ties, as an indifferent younger generation lets its elders drift away into obscurity?


● 続き? 後は自力で英語の大海へ泳ぎ出そう。溺れても命は取られないからダイジョーV!
(古っ)
 ↓ ↓ ↓
http://nyti.ms/9Iaq5F


● 編集後記

せっかく長生きしたのに、最後は行方不明だなんて。日本には『楢山節考』のような話もあったわけですが、いずれにせよ胸の痛む話です。



posted by K.Andoh | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本−社会
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