2010年07月21日

フィンチの恋、見た目はすべてにあらず


Love Among Finches: It’s Not All About Looks
( New York Times )

Handsome men may turn the heads of women, but for those less attractive, sociability and friendliness also seem to seduce the fairer sex. The same is true for male house finches, according to a new study.

Female house finches prefer to mate with males with the reddest feathers, but dull-colored males make themselves more appealing by acting more social before mating season, according to a study in the
September issue of the American Naturalist. The researchers found that the duller a male bird was in color, the more likely he was to engage with multiple social groups. Birds in a social group flock and forage together and any bird can belong to multiple groups.

Drab-looking male finches drifted from group to group in the winter, the researchers found. By mating season in the spring, the less attractive males tended to have the same level of mating success as the most colorful, attractive males.


【 まずは準備運動 】

・seduce 魅する、引きつける、性的に誘惑する
・forage (餌を)探し回る、(牛馬の)まぐさ
・drab (くすんだ)とび色の、(冴えない)茶色の



【 泳ぐときには息継ぎしなくちゃ 】

Handsome men may turn the heads of women, /
ハンサムな男性は女性の頭を回転させるかもしれない /

but for those less attractive,
しかしより少なく魅力的な男性にとって

sociability and friendliness also seem to seduce the fairer sex.
社交性や親密さもまた女性を引きつけるようだ

The same is true for male house finches,
同じことはオスのハウスフィンチにとっても本当だ

according to a new study.
新しい研究によれば


Female house finches prefer to mate
メスのハウスフィンチはメートになることを好む

with males with the reddest feathers,
最も赤い羽を持ったオスと

but dull-colored males make themselves more appealing
しかし鈍い色のオスは自分自身をもっと魅力的にする

by acting more social before mating season,
メーティング季節の前にもっと社交的に行動することによって

according to a study
研究によれば

in the September issue of the American Naturalist.
アメリカン・ナチュラリストの9月号における

The researchers found
研究者たちは発見した

that the duller a male bird was in color,
オスの鳥が色においてより鈍くなればそれだけ

the more likely he was to engage with multiple social groups.
彼は多数の社会集団にもっと関わりがちになる

Birds in a social group flock and forage together
社会集団における鳥は群れてそして一緒に餌を探す

and any bird can belong to multiple groups.
そしてどんな鳥も多数の集団に属することができる


Drab-looking male finches drifted from group to group in the winter,
とび色のオスのフィンチは冬において集団から集団へと漂流した

the researchers found.
研究者たちは発見した

By mating season in the spring,
春におけるメーティング季節までには

the less attractive males tended to have the same level
より少なく魅力的なオスは同じレベルを持つ傾向があった

of mating success
メーティングの成功の

as the most colorful, attractive males.
最もカラフルで魅力的なオスのように


【 英語ってどんな海? 】

というわけで今回は、見た目のイケてない読者諸兄への朗報です^^;

■ handsome

笑わそうとしているのでしょうか。「ハンサムな男性は女性の頭を回転させる」。確かにその通りです。身も蓋もないほど客観的です。英語は「する」的発想の言語だと言われます。「主語+他動詞+目的語」という物差しを使って物事を記述していく。

一方の日本語は「なる」的発想の言語だと言われます。物事は自ずとそうなるといった感じで自動詞を軸に記述していく。試訳ではそうした言語的な特徴を踏まえています。

「turn one's head」もせめて「首を回す」ぐらいがいいかと。「頭を回す」では、ラジオ体操第一でもやりそうな勢いです。

「ハンサム」はあまり聞かれなくなった言葉ですね。そのせいで、僕も久しくご無沙汰です。英語の「handsome」は女性にも用いるようです。大柄で健康的で、ちょっと強そうな感じでしょうか。その他、容姿の好ましさを表す言葉の用法を確認しておくと、

「beautiful」と「pretty」は女性や子供やモノに使い、通常、男性には使わない。「good-looking」は男女可でモノは不可。「attractive」はすべて可だそうです。

まあ、日本でもいい年こいたおっさんが「カワイイ〜♪」とか言われますので、英語の世界も流動的でしょうが、一応の基準ということで。

女性を表す「fairer sex」、あるいは「fair sex」もあまり目にしませんので、英英辞典で調べてみますと、

「Women collectively; womankind; the female sex. Humorous or sexist term dating back to a time when specific qualities were attributed to each gender」

「男はこういうもの、女はこういうものと厳しかった時代まで遡る性差別的な、またはユーモラスな言葉」

「house finch」は日本では「メキシコマシコ」と言うそうです。スズメ目アトリ科所属。「finch」ならダーウィンが進化論の想を得た鳥として、名前は知っています。元記事に「メキシコマシコ」さんの写真が載っていました。なるほど、なかなか「lovely」な鳥です。おっと、「lovely」も通常、人間の男性には不可です。

■ mate

第2パラグラフです。「classmate」や「roommate」の「mate」は、動詞で「(動物が)つがう、つがわせる」。

2番目の文は学校英語でおなじみの比較級の変化球です。「the+比較級、the+比較級」で「〜すればそれだけ・・・」。

A: How much money do you want?
B: The more, the better.
(A:いくらお金が欲しいの? B:多ければ多いほど)

賛成。



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【 日本の陸に上がってみると 】

フィンチの恋、見た目はすべてにあらず
( New York Times )

女性はハンサムな男性に振り向くものだが、あまりハンサムではない男性でも社交的で親しみやすければ女性を引きつけることができる。このことはオスのメキシコマシコ(ハウス・フィンチ)にも当てはまる。そんな研究結果が発表された。

『アメリカン・ナチュラリスト』誌の9月号によれば、メスのメキシコマシコがつがいになりたいと思うのは一番赤い羽を持ったオスなのだが、冴えない色のオスも、繁殖期の前に社交的に振る舞うことで自分の魅力を高めている。研究者の発見では、羽の色が冴えないオスほど、複数の社会集団と関わる傾向がある。集団内において個体は群れをなして餌を探す。そして、どんな個体でも様々な集団に属すことができる。

見た目の冴えないオスのフィンチが冬の間、集団から集団へと渡り歩くのを研究者たちは発見した。春の繁殖期が来る頃には、あまり魅力的ではないオスであっても、最も色鮮やかで魅力的なオスとほぼ変わらないレベルでつがいになることに成功していた。


【 もう一度、泳ごう 】

Love Among Finches: It’s Not All About Looks
( New York Times )

Handsome men may turn the heads of women, but for those less attractive, sociability and friendliness also seem to seduce the fairer sex. The same is true for male house finches, according to a new study.

Female house finches prefer to mate with males with the reddest feathers, but dull-colored males make themselves more appealing by acting more social before mating season, according to a study in the
September issue of the American Naturalist. The researchers found that the duller a male bird was in color, the more likely he was to engage with multiple social groups. Birds in a social group flock and forage together and any bird can belong to multiple groups.

Drab-looking male finches drifted from group to group in the winter, the researchers found. By mating season in the spring, the less attractive males tended to have the same level of mating success as the most colorful, attractive males.


● 続き? 後は自力で英語の大海へ泳ぎ出そう。溺れても命は取られないからダイジョーV!
(古っ)
 ↓ ↓ ↓
http://tinyurl.com/268pba4


● 編集後記

今回の記事はいかがでしたか。見た目が悪ければ、性格で勝負するほかない。鳥の世界も変わらないようです。でも、色んな集団にくちばしを突っ込めば、嫌な奴にも出くわすでしょう。やっぱり「男はつらいよ」なのですね。




posted by K.Andoh | Comment(0) | TrackBack(0) | 科学
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