2010年06月28日

笑われた日本の監督が最後に笑う


Japan’s Coach, Once a Punch Line, Is Having the Last Chuckle
( New York Times )

Two months ago, a month ago, even two weeks ago, few wanted to listen to this severe man who is said to write poetry and contemplate retirement as a farmer.

He was Japan’s coach at the World Cup, but who could take Takeshi Okada seriously? Japan reach the semifinals? A team that had never won a tournament game away from home? Okada’s prediction of reaching the semifinals seemed foolish. He became a laughingstock.

And yet, Japan has surprisingly reached the second round, where it will face Paraguay on Tuesday in Pretoria. Japanese fans are no longer booing the team or calling for Okada to be fired. Instead, 40 percent of the nation is watching matches that begin at home in the middle of the night and end around sunrise.

“I thought if I targeted the title, the players wouldn’t get
serious,” Okada told reporters before the World Cup. “But if I targeted the quarterfinals, they wouldn’t get motivated.”


【 まずは準備運動 】

・contemplate じっくり考える、熟考する、じっと見つめる
・prediction 予言、予報
・laughingstock 物笑いの種
・boo (ブーと言って)野次る



【 泳ぐときには息継ぎしなくちゃ 】

Two months ago, a month ago, even two weeks ago, /
2カ月前や1カ月や2週間前においても /

few wanted to listen to this severe man
少ない人がこのシビアな男を聞きたがった

who is said to write poetry
詩を書くと言われている

and contemplate retirement as a farmer.
農家としての引退を熟考する


He was Japan’s coach at the World Cup,
彼はワールドカップでの日本のコーチだった

but who could take Takeshi Okada seriously?
しかし誰がタケシ・オカダを真剣に受け取れたか

Japan reach the semifinals?
日本が準決勝に達する?

A team that had never won a tournament game away from home?
ホームから離れてトーナメントのゲームに勝ったことがないチームが?

Okada’s prediction of reaching the semifinals seemed foolish.
オカダの準決勝に達するという予言は愚かに見えた

He became a laughingstock.
彼は物笑いの種になった


And yet,
それなのに

Japan has surprisingly reached the second round,
日本は驚くことに第2ラウンドに達した

where it will face Paraguay on Tuesday in Pretoria.
そこでそれはペレトリアにおいて火曜日にパラグアイと直面する

Japanese fans are no longer booing the team
日本人のファンはもはやチームにブーイングしていない

or calling for Okada to be fired.
あるいはオカダが解雇されることを求めていない

Instead,
代わりに

40 percent of the nation is watching matches
国民の40パーセントが試合を見ている

that begin at home in the middle of the night
自国で夜の真ん中において始まる

and end around sunrise.
そして日の出の頃に終わる


“I thought
私は考えた

if I targeted the title,
もし私がタイトルをターゲットにすれば

the players wouldn’t get serious,”
選手たちは真剣にならないだろう

Okada told reporters before the World Cup.
オカダはワールドカップの前にリポーターたちに言った

“But if I targeted the quarterfinals,
しかし私が準々決勝をターゲットにすれば

they wouldn’t get motivated.”
彼らはやる気を起こさせられないだろう


【 英語ってどんな海? 】

決戦前日です。というわけで今回は、岡田監督に関する記事を。

■ laugh last

まずは見出しから。サッカーの「監督」は「coach」なのですね。野球の監督は「(field)manager」。ややこしいです。

「punch line」は「(冗談の)落ち」。ここでは「くすくす笑う」の
「chuckle」が使われていますが、「laugh last」とか
「have the last laugh」で「最後に笑う」、つまり「最後に勝つ」。

He laughs best who laughs last.
(最後に笑う者が一番よく笑う)

ことわざです。「who」は「He」を受けています。

「Now listen to me.」をそのまま訳せば「私を聞いてくれ」。「私の言葉」とか「私の言うこと」とはいちいち言いません。「Can you hear me?」もそうですね。

ものの本には、「英語の人称代名詞は形而上的存在としての人間を指し、日本語のそれは形而下的存在としての人間を指す」とありました。形而上とは「感覚的経験を超えたもの」。なるほど、そう考えると、次のパラグラフの「take」も分かりやすいですね(ホントかな)。

第2パラグラフです。「but who could take・・・?」はいわゆる修辞疑問文です。「(いや)誰も・・・を受け取れなかっただろう」というのがその心です。

「トーナメント」と「tournament」は少し違うのかもしれません。ワールドカップの1次リーグは4チームによる総当たり戦ですが、成績上位のチームが次のステージに進出するような形式なら「tournament」と呼んで差し支えないようです。

■ match

第3パラグラフです。「試合、競技」の「match」は、「好敵手、匹敵する」という意味の次のような用法でもよく目にします。

He is no match for me.
(彼は私の敵ではない)

No one can match him in golf.
(ゴルフで彼にかなう者はいない)

第4パラグラフです。この「if」は「もし〜ならば」ではなく、「even if」(たとえ〜しても)の意味に解した方が通りがよくなるかもしれません。文法的には「譲歩」というものですね。

このパラグラフは元の記事ではもっと下の方にあったものです。目標をベスト4したのはこういう理由からだったのですね。面白いなと思ったので、付け加えた次第です。


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【 日本の陸に上がってみると 】

笑われた日本の監督が最後に笑う
( New York Times )

2カ月前や1カ月前、いや2週間前だって、この真面目な男の話を聞きたいと思う者は少なかった。彼は詩を書き、引退後は農家を考えているとされる。

彼はワールドカップの日本チームの監督なのだが、誰が岡田武史の言葉をまともに受け取ったか? 日本が準決勝に進む? 自国以外のトーナメント戦で勝ったこともないチームが? 岡田の準決勝に進むという予言はたわ言のようだった。彼は物笑いの種になった。

だが意外にも、日本は第2ラウンドに進んだ。火曜日にはプレトリアでパラグアイと顔を合わせる。日本のファンはもうチームに野次を飛ばさないし、岡田の解雇も求めない。それどころか、40パーセントの国民が国内では真夜中に始まり、日の出頃に終わる試合を見つめている。

「私が優勝を目標に掲げても、選手は本気にしないだろうと思った」と、岡田はワールドカップ前に記者団に語った。「だが準々決勝を目標に掲げても、選手のモチベーションは上がらないだろう」


【 もう一度、泳ごう 】

Japan’s Coach, Once a Punch Line, Is Having the Last Chuckle
( New York Times )

Two months ago, a month ago, even two weeks ago, few wanted to listen to this severe man who is said to write poetry and contemplate retirement as a farmer.

He was Japan’s coach at the World Cup, but who could take Takeshi Okada seriously? Japan reach the semifinals? A team that had never won a tournament game away from home? Okada’s prediction of reaching the semifinals seemed foolish. He became a laughingstock.

And yet, Japan has surprisingly reached the second round, where it will face Paraguay on Tuesday in Pretoria. Japanese fans are no longer booing the team or calling for Okada to be fired. Instead, 40 percent of the nation is watching matches that begin at home in the middle of the night and end around sunrise.

“I thought if I targeted the title, the players wouldn’t get serious,” Okada told reporters before the World Cup. “But if I targeted the quarterfinals, they wouldn’t get motivated.”


● 続き? 後は自力で英語の大海へ泳ぎ出そう。溺れても命は取られないからダイジョーV!
(古っ)
 ↓ ↓ ↓
http://tinyurl.com/24645nx


● 編集後記

生来の野球派です。本当にサッカーは4年に一度。それでも試合を見ると、画面から目が離せません。サッカーも面白いものです。さて、パラグアイに勝てば、スペインかポルトガル。世界の頂点と戦えます。そこまでは見たいなあ。



posted by K.Andoh | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ
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