2009年12月23日

与えて暮らした1か月に健康というご褒美


In Month of Giving, a Healthy Reward
( New York Times )

When Cami Walker of Los Angeles learned three years ago that she had multiple sclerosis, her health and her spirits plummeted ― until she got an unusual prescription from a holistic health educator.

Ms. Walker, now 36, scribbled the idea in her journal. And though she dismissed it at first, after weeks of
fatigue, insomnia, pain and preoccupation with her symptoms, she decided to give it a try. The treatment and her experience with it are summed up in the title of her new book, “29 Gifts: How a Month of Giving Can Change Your Life” (Da Capo Press).

Ms. Walker gave a gift a day for 29 days ― things like making
supportive phone calls or saving a piece of chocolate cake for her husband. The giving didn’t cure her multiple sclerosis, of course. But it seems to have had a startling effect on her ability to cope with it. She is more mobile and less dependent on pain medication. The flare-ups that routinely sent her to the emergency room have stopped, and scans show that her disease has stopped progressing.


【 まずは準備運動 】

・multiple sclerosis 多発性硬化症
・plummet まっすぐに落ちる、(人気・物価などが)急落する
・scribble 走り書きする、ぞんざいに書く
・sum 総計する、合計する、概要を述べる、要約する
・startle びっくりさせる、跳び上がらせる
・flare-up ぱっと光ること、燃え上がり、(病気の)再発(flare:炎)



【 泳ぐときには息継ぎしなくちゃ 】

When Cami Walker of Los Angeles learned three years ago /
ロサンゼルスのカミ・ウォーカーが3年前に学んだ /

that she had multiple sclerosis, /
彼女は多発性硬化症を持っている /

her health and her spirits plummeted ― /
彼女の健康と精神はまっすぐに落ちた /

until she got an unusual prescription /
彼女が普通でない処方を得るまで /

from a holistic health educator. /
ホリスティック健康教育者から /


Ms. Walker, / now 36, /
ウォーカーさんは / 36歳 /

scribbled the idea in her journal. /
彼女の日記にそのアイデアを走り書きした /

And though she dismissed it at first, /
彼女は最初それを退けたものの /

after weeks /
数週間後に /

of fatigue, insomnia, pain and preoccupation with her symptoms, /
疲労や不眠や痛みや彼女の症状での占領の /

she decided to give it a try. /
彼女はそれにトライを与えることを決心した /

The treatment and her experience with it /
それによる治療と彼女の経験は /

are summed up in the title of her new book, /
彼女の新しい本のタイトルの中に要約される /

“29 Gifts: /
29のギフト /

How a Month of Giving Can Change Your Life”/
与えることの1か月はあなたの人生を変えることができる /

(Da Capo Press). /
ダ・カーポプレス /


Ms. Walker gave a gift a day for 29 days ― /
ウォーカーさんは29日の間に1日にひとつのギフトを与えた /

things like making supportive phone calls /
支援する電話をかけるような物事 /

or saving a piece of chocolate cake for her husband. /
あるいは彼女の夫のためにチョコレートケーキの一切れを残しておくこと /

The giving didn’t cure her multiple sclerosis, /
与えることは彼女の多発性硬化症を治さなかった /

of course. /
もちろん /

But it seems to have had a startling effect /
しかしそれはびっくりさせるような効果を持っていたようだ /

on her ability to cope with it. /
それに対処するための彼女の能力に /

She is more mobile /
彼女はもっと動き回れる /

and less dependent on pain medication. /
そして痛み薬物療法により少なく頼る /

The flare-ups /
燃え上がりは /

that routinely sent her to the emergency room /
定期的に彼女を緊急室へ送った /

have stopped, /
止まった /

and scans show /
そしてスキャンは示す /

that her disease has stopped progressing. /
彼女の病気は進行するのを止めた /


【 英語ってどんな海? 】

先週も似たような話題を扱いました。もしかしたら、深いところで関係しているのかもしれません。本来のクリスマス精神に則って、取り上げてみます。

■ prescription

learnは「学ぶ」。経験や学習によって知識や技量を身につける。でも、もっと幅広く「知る、分かる」(find out)なのですね。

prescriptionは「(医者の)処方箋」。「処方薬」はprescription drugで、一般の「市販薬」はover-the-counter drugと言います。

holisticは「全体論(holism)の、全体的な」。ホリスティック医学とは、「疾病を局部的なものとせず,肉体と精神の全体から健康の管理や病気の治療をする考え方」(大辞林)。ギリシャ語のholos(全体)が語源だそうです。
whole(全体の)は見当がつきますが、、heal(癒す)やholy(神聖な)や
health(健康)なども同じ語に由来するとは驚きました。

■ symptom

dismissは「退ける、片付ける」。人を解雇や解散や退出させます。ここでは、頭の中から考えを退けるという用法です。よく使われます。

fatigueは「疲労、倦怠」、insomniaは「不眠(症)」、symptomは「症状」。いずれもありがたくない状態ですが、単語としては重要です。

preoccupyは「(時間・空間を)占める、占領する」のoccupyに、「先に、前に」の意の接頭辞pre-が付いた動詞で、preoccupationがその名詞形です。

Give it a shot.
(試しにやってごらん)

tryの代わりにshot(発射)を使って、こうも言います。giveは具体・抽象を問わず、身振りや動作も「与える」ことができます。意外なところでは、

She gave a yawn.
(彼女はあくびをした)

This sofa gives comfortably.
(このソファーは座り心地がいい)

後者は「(圧力で)へこむ、くずれる」ことで、こうなると「与える」では間に合いません。giveの基本的なイメージは、「所有空間(have)から外に出す・出る」なのです。

■ medication

3段落目、cope with… は「(困難を伴うことに)うまく対処する、対抗する」。よく使われます。

medicineは「(内服)薬、(内科)医学」です。ここに出てくるmedicationも「薬」ですが、「薬物治療、投薬」の意味合いが強くなります。
on medicationで「薬物治療を受けて」。そして、drugには「薬」の元になる物質・材料にも焦点が当たって、「麻薬」でもあるのはご存知の通りです。

利他的な心は健康にもいい。メカニズムは不明だが、実際にストレスホルモンを軽減したりする。数々の事例が存在することから、科学者もこの説を支持している。記事はそんな内容です。runner's highならぬhelper's highという言葉もありました。

なかなか治らない病気、何もできない自分。難病を抱えた人は、どうしても意識が内攻してしまう。だから、あえて目を外にむけて、他人のためになることをする。give and takeだと自分に返ってくることだから、いわばgive and
giveの精神で、外へ外へと開く。淀んでしまいがちな自分を解き放つ。なるほど、体にもいいかもしれません。ましてや、先週の水曜日に取り上げたように、持って生まれた人間性の本質が協調性にあるとすれば・・・・・とまあ、そんなことを考えた次第です。


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(K.Andoh)


【 日本の陸に上がってみると 】

与えて暮らした1か月に健康というご褒美
( New York Times )

ロサンゼルスのカミ・ウォーカーさんが3年前に多発性硬化症に罹っていると知ったとき、身も心も底辺まで落ちた。だがそれも、ホリスティック健康教育者から一風変わった処方を受けるまでのことだった。

ウォーカーさん(36歳)は日記にそのアイデアをメモした。最初は一笑に付したが、数週間も疲労感や不眠や痛み、症状への執着が続いたことから、試しにやってみようと思い立った。そのアイデアに基づいた治療のあれこれは、彼女の新しい著書のタイトルが端的に言い表している。すなわち、「29の贈り物〜与えて暮らす1か月があなたの人生を変える」(ダ・カーポ出版社)。

ウォーカーさんは1日ひとつの贈り物を29日間続けた。それは、励ましの電話をかけることや、夫にチョコレートケーキをひとつ残しておくといったことだ。贈り物をしたって、もちろん多発性硬化症は治らなかった。だが、病気への対処能力に驚くほど効果があるようだった。以前よりも動けるようになったし、鎮痛薬に頼ることも減った。お決まりの症状の再発で緊急治療室に担ぎ込まれることがなくなった。精密検査によれば、病気の進行も止まっていた。


【 もう一度、泳ごう 】

In Month of Giving, a Healthy Reward
( New York Times )

When Cami Walker of Los Angeles learned three years ago that she had multiple sclerosis, her health and her spirits plummeted ― until she got an unusual prescription from a holistic health educator.

Ms. Walker, now 36, scribbled the idea in her journal. And though she dismissed it at first, after weeks of
fatigue, insomnia, pain and preoccupation with her symptoms, she decided to give it a try. The treatment and her experience with it are summed up in the title of her new book, “29 Gifts: How a Month of Giving Can Change Your Life” (Da Capo Press).

Ms. Walker gave a gift a day for 29 days ― things like making supportive phone calls or saving a piece of chocolate cake for her husband. The giving didn’t cure her multiple sclerosis, of course. But it seems to have had a startling effect on her ability to cope with it. She is more mobile and less dependent on pain medication. The flare-ups that routinely sent her to the emergency room have stopped, and scans show that her disease has stopped progressing.


● 続き? 後は自力で英語の大海へ泳ぎ出そう。溺れても命は取られないからダイジョーV!
(古っ)
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● 編集後記

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