2009年12月21日

COP15、脱温暖化の目標は遠く


Many Goals Remain Unmet in 5 Nations’ Climate Deal
( New York Times )

President Obama announced here on Friday night that five major
nations, including the United States, had together forged a climate deal. He called it “an unprecedented breakthrough” but acknowledged that it still fell short of what was required to combat global warming.

The agreement addresses many of the issues that leaders came here to settle. But it has left many of the participants in the climate talks unhappy, from the Europeans, who now have the only binding carbon control regime in the world, to the delegates from the poorest nations, who objected to being left out of the critical negotiations.

By the early hours of Saturday, representatives of the 193 countries who have negotiated here for nearly two weeks had not yet approved the deal and there were signs they might not. But Mr. Obama, who left before the conference considered the accord because of a major storm descending on Washington, noted that the agreement was merely a political statement and not a legally binding treaty and might not need ratification by the entire conference.


【 まずは準備運動 】

・participant 参加者(動詞:participate)
・regime 政体、体制、管理体制
・delegate (会・組織の)代表(者)、使節
・descend  降りる、下る、急襲する
・treaty 条約



【 泳ぐときには息継ぎしなくちゃ 】

President Obama announced here on Friday night /
オバマ大統領は金曜日の夜にここ(コペンハーゲン)で発表した /

that five major nations, /
5つの主要諸国が /

including the United States, /
アメリカも含んでいる /

had together forged a climate deal. /
一緒に気候取り決めを作り上げた /

He called it “an unprecedented breakthrough” /
彼はそれを先例のない突破口と呼んだ /

but acknowledged /
しかし認めた /

that it still fell short /
それはまだ短くなった /

of what was required to combat global warming. /
地球温暖化と戦うために必要とされているものについて /


The agreement addresses many of the issues /
合意は問題の多くと取り組む /

that leaders came here to settle. /
リーダーたちが解決するためにここ来た /

But it has left many of the participants in the climate talks /
しかしそれは気候会議の中の参加者の多くを置いた /

unhappy, /
不幸せに /

from the Europeans, /
ヨーロッパ人から /

who now have the only binding carbon control regime in the world, /
今世界の中で唯一の縛る炭素管理体制を持つ /

to the delegates from the poorest nations, /
最も貧しい国々からの代表者たちまでの /

who objected to being left out of the critical negotiations. /
重大な交渉の外に置かされることに反対した /


By the early hours of Saturday, /
しかし土曜日の早い時間までに /

representatives of the 193 countries /
193か国の代表者たちは /

who have negotiated here for nearly two weeks /
ほぼ2週間ここで交渉していた /

had not yet approved the deal /
まだ取り決めを承認していなかった /

and there were signs they might not. /
そして彼らがしないかもしれないサインがあった /

But Mr. Obama, /
しかしオバマ氏は /

who left before the conference considered the accord /
会議が協定を検討する前に去った /

because of a major storm descending on Washington, /
ワシントンに急襲する大きな嵐のために /

noted /
言及した /

that the agreement was merely a political statement /
合意は単に政治的な声明だ /

and not a legally binding treaty /
そして法的に縛る条約ではない /

and might not need ratification by the entire conference. /
そして完全な会議による批准を必要としないかもしれない /


【 英語ってどんな海? 】

というわけで今回は、国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議、通称COP15に関する記事を取り上げます。ちなみに、COPはConference of Parties(締約国会議)の略だそうです。

■ unmet

見出しにあるunmetは、まだ載せていない英和辞書も多いようです。元の語の
meet(過去形・過去分詞形がmet)には、「(条件・要求などを)満たす、かなえる」「困難・反対などに)立ち向かう、遭う」という意味があります。それに反対・否定の意の接頭辞のun-が付いた語です。

forgeは「鍛治屋(の炉)、(鉄を)鍛える、作る」。転じて「(思想・計画などを)苦労して作る、でっち上げる、偽造する」。名詞形がforgeryで、
document forgeryと言えば「文書偽造」

動詞のprecedeが「先んじる、先立つ」で、名詞のprecedenceが「先立つこと、先行」、precedentが「先例、前例」で、形容詞のprecedentedは英和辞典に載っていなかったりしますので、precedeしたのはunprecedentedの方なのでしょう。確かに「先例のない、前例のない」の方が使い勝手がありそうです。

We are short of hands.

もちろん「私たちは手が短かい」ではなくて、「私たちは人手不足だ」。ここではfall short of… ですから、必要なものが足りない状況に「陥る、なる」ですね。

■ leave

2段落目の最初に出てくる「あて名、住所」のaddressは動詞としても使い、
address a letter(手紙にあて名を書く)だったのですが、今ではaddress
a problem(問題に取り組む、対処する)といった慣用表現が完全に定着しました。英字新聞などでは断然こっちです。

leaveが異なる用法で何回か出てきます。最初のは、left … unhappyという形で、「・・・を不幸せな状態に置く」。2段落目最後のは、leave… out of〜という形で「・・・を〜の外に置く」ですから、「・・・を締め出す、排除する」。ここでは受け身で使われています。

3段落目の中頃に出てくるwho left before… のleaveは、「去る、離れる、立つ」。いずれの意味にせよ、表裏の関係にあります。

Don't leave me alone!
(私を一人にしないで!)

あなたが去ってしまうと、私は一人の状態に置かれるというわけですから。

■ accord

3段落目のthey might notaccordの後は、approve the dealが省略されています。

accordは「一致(する)、調和(する)、協定」。according to… (・・・によれば)という用法でご存知でしょう。若干ニュアンスは異なるのでしょうが、agreement(合意)もdeal(取り決め、取り引き)も同じ意味です。

ratificationは「批准、承認」で、動詞形はratifyです。正式にapproveするということです。こちらも文中で使われています。結局、協定に法的拘束力を持たせることはできず、各国が「留意する」(take note)という約束で会議は終わりました。

今回の文章は同意語・類義語の多用でできています。いずれも時事英語に必須の単語です。COP15の途中経過を報じた記事ですが、取り上げたゆえんです。


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【 日本の陸に上がってみると 】

COP15、脱温暖化の目標は遠く
( New York Times )

オバマ大統領はコペンハーゲンで金曜日の夜、米国を含む主要5か国が共同して気候協定をまとめたと発表した。大統領はこれを「先例のない突破口」と呼んだが、地球温暖化との戦いに必要なものはまだ満たされていないことも認めた。

この協定が課題とする多くの問題を解決するために、指導者たちは集まった。だが、気候会議の参加者の多くには不満が残った。現在、世界で唯一拘束力のある炭素管理体制を取っている西欧諸国や、重要な交渉の場から外されることに反対している最貧諸国の代表者たちだ。

土曜日の早朝になっても、これまで約2週間交渉してきた193か国の代表たちはなおも協定を承認せず、その兆しもなかった。だが、オバマ大統領は協定を検討する会議を前に現地を立った。ワシントンが大嵐に見舞われたためだ。そして、この協定は単なる政治的な声明であって法的に拘束力のある条約ではなく、また会議全体による承認の必要性もないかもしれないと述べた。


【 もう一度、泳ごう 】

Many Goals Remain Unmet in 5 Nations’ Climate Deal
( New York Times )

President Obama announced here on Friday night that five major nations, including the United States, had together forged a climate deal. He called it “an unprecedented breakthrough” but acknowledged that it still fell short of what was required to combat global warming.

The agreement addresses many of the issues that leaders came here to settle. But it has left many of the participants in the climate talks unhappy, from the Europeans, who now have the only binding carbon control regime in the world, to the delegates from the poorest nations, who objected to being left out of the critical negotiations.

By the early hours of Saturday, representatives of the 193 countries who have negotiated here for nearly two weeks had not yet approved the deal and there were signs they might not. But Mr. Obama, who left before the conference considered the accord because of a major storm descending on Washington, noted that the agreement was merely a political statement and not a legally binding treaty and might not need ratification by the entire conference.


● 続き? 後は自力で英語の大海へ泳ぎ出そう。溺れても命は取られないからダイジョーV!
(古っ)
 ↓ ↓ ↓
http://tinyurl.com/yzpyojq


● 編集後記

最近リリースされたGoogle日本語入力を使ってみました。「おば」と入力しただけで、「オバマ」候補が登場。「はとや」で「鳩山幸」は現れるも、首相の方は現れず。あらま。「今日」で「2009年12月21日」と、今日の日付けも出ます。サジェスト機能、評判通りの面白さです。



posted by K.Andoh | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際
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