2009年10月07日

赤ちゃんのときから声をかけよう


From Birth, Engage Your Child With Talk
( New York Times )

I recently stopped to congratulate a young mother pushing her toddler in a stroller. The woman had been talking to her barely verbal daughter all the way up the block, pointing out things they had passed, asking questions like “What color are those flowers?” and talking about what they would do when they got to the park.

This is a rare occurrence in my Brooklyn neighborhood, I told her. All too often, the mothers and nannies I see are tuned in to their cellphones, BlackBerrys and iPods, not their young children.

I am not the only one alarmed by modern parental behavior. Randi Jacoby, a speech and language specialist in New York, recently told me in an e-mail message: “Parents have stopped having good communications with their young children, causing them to lose out on the eye contact, facial expression and overall feedback that is essential for early communication development.


【 まずは準備運動 】

・barely かろうじて、わずかに
・verbal 言葉の、言葉で表した、言語能力の
・occurrence 起ること、出来事(動詞:occur)
・overall 全般的な、総合的な



【 泳ぐときには息継ぎしなくちゃ 】

I recently stopped to congratulate a young mother /
私は最近若い母親を祝うために止まった /

pushing her toddler in a stroller. /
ストローラーの中の彼女の幼児を押していた /

The woman had been talking to her barely verbal daughter /
その女性は彼女のわずかの言語能力の娘に話していた /

all the way up the block, /
その区画(ブロック)をずっと /

pointing out things they had passed, /
彼女らが過ぎたものを指し示しながら /

asking questions /
質問をしながら /

like “What color are those flowers?” /
あの花々は何色ですか?といった /

and talking about what they would do /
そして彼女らが何をするかについて話しながら /

when they got to the park. /
彼女らが公園に着いたときに /


This is a rare occurrence in my Brooklyn neighborhood, /
これは私のブルックリンの近所においてまれな出来事だ /

I told her. /
私は彼女に言った /

All too often, /
あまりにもしばしば /

the mothers and nannies I see /
私が見る母親やベビーシッターは /

are tuned in /
チューニングされている /

to their cellphones, BlackBerrys and iPods, /
彼女らの携帯電話やブラックベリーやアイポッドに /

not their young children. /
彼女らの子供たちにではなく /


I am not the only one /
私は唯一の人ではない /

alarmed by modern parental behavior. /
現代の親の行動によって心配させられる /

Randi Jacoby, /
ランディ・ジャコビーは /

a speech and language specialist in New York, /
ニューヨークのスピーチや言語の専門家 /

recently told me in an e-mail message: /
最近イーメール・メッセージの中で私に言った /

“Parents have stopped having good communications /
親たちはよいコミュニケーションを持つことをやめてしまった /

with their young children, /
彼らの若い子供たちと /

causing them to lose out
彼らに逸することを引き起こしながら /

on the eye contact, facial expression and overall feedback /
アイコンタクトや顔の表現や全般的なフィードバックにおいて /

that is essential for early communication development. /
早期のコミュニケーションの発達には不可欠である /


【 英語ってどんな海? 】

というわけで今回は、私たちの英語学習の参考にもなりそうな記事を。

■ engage

見出しにあるengageは「従事する、従事させる、約束する」。ここでは「(人を)引き込む、参加させる、(注意・興味を)引く」。ちなみに、「エンゲージリング」は和製英語で、正式にはengagement ringです。

pushing her toddler in a strollerというのも、なにげに英語的です。状況証拠から母親が押しているのはベビーカーだと思われるのですが、直訳すると、「ベビーカーの中の幼児を押している」。下手をすると児童虐待を疑われます。でも、英語はこう書くのですね。慣用的な構文に、こういうのがあります。

He caught me by the hand.
(彼は私の手をつかんだ)

彼は私を捕まえた、で、どこをを?手を、という具合に分解的・分析的です。もちろん、文脈によっては、He caught my hand. もありです。

strollerのstrollは「ぶらぶら歩く」で、それに-erが付いていますから「ぶらぶら歩く人」。でも、ここは米語の「ベビーカー、乳母車」。つまり「ベビーカー」というのも和製英語です。

toddleは「よちよち歩く」。toddlerで「よちよち歩く人」、つまり「幼児」です。日本語は擬態語・擬声語が豊かですから、副詞+動詞で日常的な動作を表します。英語はそれを一語で言います。いちいち覚えないといけません。

他に「歩く」表現としては、plod(とぼとぼ歩く)、stalk(のそりのそり歩く)、stride(大またで歩く)、strut(気取って歩く)、trot(とことこ歩く)等々。

■ tune

第2パラグラフ、「(歌)曲、調子」のtuneは「チューニング」、つまりラジオやテレビのチャンネルを放送局や番組に合わせることですね。ここでは、お母さんたちの周波数がケータイなどに夢中で、子供たちに合っていないと言っています。よく使われるたとえですが、面白いですね。

■ lose out

第3パラグラフ(元の記事では4番目です)、alarm(clock)は「目覚まし時計」でおなじみですが、動詞で「警報する、心配させる」の意味になります。

stop having good communications with… のstopは他動詞ですので、「・・・と良いコミュニケーションを持つことをやめる」。第1パラグラフのstop to congratulate… のほうは自動詞で、「・・・を祝うために(立ち)止まる」です。

lose out on… は「(機会などを)逸する、逃す」。この最後の文章も訳すのに骨が折れます。「アイコンタクトを逸する」ではなく、「アイコンタクトをする機会を逸する」といった具合に説明的な言葉も加えないと、なかなか自然な日本語にはならないのです。


【 日本の陸に上がってみると 】

赤ちゃんのときから声をかけよう
( New York Times )

先日、私は立ち止まって、ベビーカーに赤ちゃんを乗せていたお母さんを祝福した。彼女は公園に着くまでずっと、言葉を覚え始めたばかりの娘に話しかけていたからだ。通り過ぎるものを指差しては、「あの花は何色かしら」と質問したり、「公園に着いたら何をしましょうか」と話したりしていた。

このブルックリン界隈では滅多にない光景です、と私は彼女に言った。母親やベビーシッターを見かけても、たいていは携帯電話やBlackBerry、iPodに没頭している。幼い我が子にではない。

いまどきの親の行動を危惧するのは私だけではない。ニューヨークの言語学者ランディ・ジャコビー氏は先日、私にこんな電子メールを寄越した。「親たちが幼い子供たちときちんとコミュニケーションを取らなくなったために、子供たちから視線を合わせる、表情を作る、体全体で反応するといった機会が失われています。それらは幼少期のコミュニケーションの発達には不可欠なのです」


【 もう一度、泳ごう 】

From Birth, Engage Your Child With Talk
( New York Times )

I recently stopped to congratulate a young mother pushing her toddler in a stroller. The woman had been talking to her barely verbal daughter all the way up the block, pointing out things they had passed, asking questions like “What color are those flowers?” and talking about what they would do when they got to the park.

This is a rare occurrence in my Brooklyn neighborhood, I told her. All too often, the mothers and nannies I see are tuned in to their cellphones, BlackBerrys and iPods, not their young children.

I am not the only one alarmed by modern parental behavior. Randi Jacoby, a speech and language specialist in New York, recently told me in an e-mail message: “Parents have stopped having good communications with their young children, causing them to lose out on the eye contact, facial expression and overall feedback that is essential for early communication development.


● 続き? 後は自力で英語の大海へ泳ぎ出そう。溺れても命は取られないからダイジョーV!
(古っ)
 ↓ ↓ ↓
http://tinyurl.com/yca3fvo


● 編集後記

小学高学年、あるいは中学生ぐらいでしょうか。先夜、ケータイをいじりながら一輪車に乗る三人の女の子が次々と通り過ぎて行きました。車の少ない通りとはいえ、お母さん、危険です!



posted by K.Andoh | Comment(0) | TrackBack(0) | 生活
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。